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科学基礎論研究連絡委員会からのお知らせ

一部の会員の方々はすでにご存じかもしれませんが、文科省では平成15年度以後の科学研究費補助金申請に際しての「系・分野・分科・細目表」見直しを進めており、本年12月中[に]は新しい案が決定される予定です。科学哲学、科学基礎論関係の会員に関係する、現在の「複合領域、科学技術史（科学社会学、科学基礎論を含む）」という分野については、現段階の文科省案では名称が「科学社会学・科学技術史」と変更がなされ、「科学基礎論」という名称が抹消されようとしています。これに対して、当然、基礎論研連からは学術会議の担当委員会に対して抗議文を提出し、「科学基礎論」の名称を入れるよう要求しましたが、予断を許しませんので会員の方々に注意を喚起しておきたいと思います。万が一「科学基礎論」の名称が復活しない場合でも、この分野に関わる科研費申請は問題の名称変更された分野でできるだけでなく、審査委員にも科学基礎論関係の定員は確保されていますので、名称に関わらず遠慮なく申請してください。基礎論研連および科学基礎論学会としても、名称改善に向けてできるだけの努力は続けますので、会員の方々からの御支援をお願いいたします。

科学基礎論研連委員長 内井惣七